クンダリーニという言葉はスピリチュアルやヨガの知識がある人は、なんとなく聞いたことがあるかもしれません。

ただ、クンダリーニとはどんな意味があるのかとか、詳しい内容を聞かれたらよく分からない人もいるのかなと思います。

クンダリーニとは簡単に言えば、人なら誰もが持っている生命エネルギーそのものです。

このクンダリーニが覚醒すると、宇宙のエネルギーと繋がることができ、今までの世界観が変わって充実した人生を過ごすことができると言われています。

ただし、クンダリーニ覚醒は自己流でやってしまう危険も伴うこともあり、正しい知識を知っておく必要があります。

そこで今回はクンダリーニとは何かということや、覚醒の前兆や方法についてご紹介します。

また、覚醒後の症状やクンダリーニ症候群の対処法など総合的な情報をお届けします。

クンダリーニとは何か?チャクラとの関係も!

クンダリーニとはサンスクリット語で「螺旋(とぐろ)を巻くもの」という意味です。

ただ、これだと意味が分からないと思うので、簡潔に言ってしまえば「人なら誰もが持っている根源的なエネルギー」そのもです。

何か特別なエネルギーとかではなく、人の内に誰でもある生命エネルギーですが、実は普段は眠っている状態です。

クンダリーニは尾てい骨付近にあり、そこは第1チャクラのある場所でもあります。

チャクラとは第1~7まであるエネルギーの出入り口のことです。

この第1チャクラは生命力を司る場所ですが、チャクラについては以下の記事で詳しく書いているので、合わせて読むと理解が深まります。
(関連記事:チャクラの7種類の場所と色の意味とは?チャクラを開く方法をわかりやすく解説!

第1チャクラ自体はエネルギーを取り込んで生命活動の源になっていますが、クンダリーニは眠っている状態です。

この眠っているエネルギーが覚醒すると、潜在能力が開花したり、自分に自信が付いたり、愛に溢れるなど様々なメリットがあります。

ただし、クンダリーニ覚醒すると物凄いエネルギーを得られるのですが、逆に失敗してしまうと危険を伴う可能性があります。

そこで失敗して心身に悪い影響を及ぼさないように、クンダリーニ覚醒についても解説していきますね。

クンダリーニ覚醒(上昇・昇華)の前兆と3つの方法とは?

クンダリーニ覚醒とは第1チャクラにあるエネルギーを活発にして目覚めさせ、昇華して宇宙エネルギーと繋がることです。

このクンダリーニ覚醒はエネルギーが活性化して、第1チャクラから第7チャクラまで上昇していき、昇華することで起こります。

また、エネルギーが上昇する際に第1~7チャクラも開放された状態になり、その時に意識も上昇して宇宙の一部となって、快感や永遠の暖かさなども感じれるようになります。

クンダリーニ覚醒は稀に自然覚醒をしたりもしますが、それは一時的なものだったり、意図しないものは危険な場合もあります。

そこで、きちんと覚醒するためには正しい方法を繰り返していく必要がありますので、そのやり方や前兆なども合わせて解説していきます。

クンダリーニ覚醒の前兆とは?

覚醒するための方法を繰り返していく中で、上手くいっているのかどうかは気になる部分ですよね。

そこでクンダリーニ覚醒の方法を解説する前に、まずは前兆についてご紹介します。

クンダリーニ覚醒の前兆
・感情表現が豊かになる
・直感やインスピレーションが高まる
・自分に自信が付いてくる
・活力やエネルギーが溢れてくる
・性的な魅力が増していく
・無償の愛に目覚める
・気持ちがポジティブになる
・頭に圧迫感や痛みがある
・不思議な体験をする

どれか1つだけ当てはまるとかではなく、ここで上げた症状が複数あるようなら覚醒の前兆である可能性があります。

クンダリーニ覚醒の3つの方法とは?

クンダリーニ覚醒をする方法としては3つに分けられるので、それぞれ項目ごとに解説していきます。

1.クンダリーニヨガのやり方

クンダリーニ覚醒をする方法の1つとして、ヨガをするものがあります。

クンダリーニヨガのやり方
1.クンダリーニヨガを始める前にマントラと呼ばれる言葉を唱えます。
2.胡坐(あぐら)の姿勢で「オンナモグルデヴナモ」と3回唱えます
3.「アドゥグレナメ」⇒「ジュガードグレナメ」⇒「サットグレナメ」⇒「シリグルデイヴエイナメ」この順番で3回唱えます。
4.背骨の柔軟で胸を前に出すように曲げて、息を吐くときに後ろに曲げます。
5.背骨をねじる柔軟のために、両手で肩を掴んで左と右にねじっていきます。
6.胸の中央で指を交差して組んで、肘を上下に動かしていく。
7.両手で両膝を掴んで、肘を伸ばしながら背骨の上を前後に動かす。
8.息を吸って肩を上げて、息を吐くときに肩を下げるのをゆっくりと行う。
9.首をゆっくりと右へ4~5回、次に左に4~5回まわして首の柔軟を行う。
10.喉の高さで指を交差して組んで、息を吸ってからムールバンダ(肛門・おへそのを引き締める)をして、その後に息を吐いてムールバンダをします。
11.次は手を頭の上に上げてから息を吸いムールバンダして、次に吐いてムールバンダします。
12.その後に両腕を交差して組んだ状態で頭の上に伸ばし、人差し指だけを上に向かって伸ばします。
13.「サット」と唱えながら丹田・おへその辺りを引き、「ナム」と唱えながら引いたものを緩めます。
14.次に息を吸ってムールバンダして、背骨の下から頭の1番上までエネルギーが上がるようなイメージをする。
15.最後に息を吐いて、息を吸ってを繰り返してリラックスします。

ここまでの工程をだいたい20分ぐらいで行うといいですね。

長くなってしまってもリラックスできなくなったりなど、上手くいかなくなります。

2.瞑想

クンダリーニ覚醒をするための方法としては、瞑想をする方法があります。

瞑想もいくつかありますが、その中でもシンプルなものをご紹介します。

クンダリーニ覚醒するための瞑想方法
1.姿勢をピッと伸ばして、ヨガの座法である安楽座で座ります。
2.目を少しだけ開けて鼻の先を見ます。
3.左手を親指と人差し指をくっつけて、膝の横ぐらいに置きます。
4.次に右手の親指で右の鼻を軽くふさいで、左の鼻からゆっくりと息を吸います。
5.息を止めてリズムよくお腹を何回も凹ませて戻してを繰り返します。
6.次に右手の薬指で左の鼻をふさいで、右の鼻から息を吐きます。

この瞑想を最初のうちは5分間ぐらいで行い、徐々に伸ばしていきます。

3.火の呼吸法

クンダリーニ覚醒の呼吸法は「火の呼吸法」とも言われています。

この呼吸はお腹で行う腹式呼吸をメインにしていて、以下の方法で行っていきます。

火の呼吸のやり方
1.あぐらになって背筋を伸ばして軽くあごを引いた状態になります。
2.手をそれぞれ親指と人差し指で輪を作った状態で膝の上に軽く置きます。
3.両目を閉じてから眉間辺りに意識を集中します。
4.その後に意識を丹田に向けていきます。
5.次に鼻から息を一気に吐き出すと同時にお腹を引っ込めます。
6.その後にすぐにお腹を緩めて、また鼻から息を吸います。
6.これをリズムよく最初のうちは2秒に1回繰り返して行います。(慣れてきたら1秒に2回ぐらい)
7.この呼吸をリズムよく持続的に3分間ぐらいやります。

クンダリーニ覚醒後の症状や症候群の対処法!

クンダリーニ覚醒の方法はお伝えしましたが、ここからは覚醒した後の症状やクンダリーニ症候群の対処法について解説していきます。

クンダリーニ覚醒後の症状とは?

クンダリーニ覚醒したその後の症状は以下のようなものがあります。

クンダリーニ覚醒後の症状
・身体のエネルギーが活性化して熱く感じる
・自分に自信が付いてくる
・直感やひらめきが強くなる
・自分の使命がわかるようになる
・愛情が溢れてくる
・感情表現が豊かになる
・食べ物の好みが変化する
・視界が明るくなって広がる
・性的魅力が増したり高まる
・未来のことが何となく直感でわかる

クンダリーニ覚醒のための方法を実践してる人は、これらの症状をチェックしてみましょう。

どれか1つだけというよりは、複数の症状が出てる場合は覚醒してる可能性があります。

また、ここで上げた症状が起こらない場合もあるので、総合的に判断するといいですね。

クンダリーニ症候群の対処法

クンダリーニ症候群とは覚醒が上手くいかなかったときなどに、身体・精神・欲求・感覚に様々な不調をきたすものです。

また、事故や偶然が重なることによっても起こることがあり、様々な不調に悩まされることがあります。

クンダリーニ症候群になってしまったときの対処法としては、全力でリラックスすることです。

症状に関しては人それぞれ様々な不調がありますが、共通しての対処法はリラックスすることが大事で、慌てたりパニックになると悪影響を及ぼします。

そのため普通の軽い瞑想をしたりとか、自分を愛してリラックスできる日々を送ることが他所になりますね。

まとめ

ここまでクンダリーニとは何かということや、覚醒の前兆や方法から、覚醒後の症状や症候群の対処法など総合的な情報をお届けしました。

クンダリーニ覚醒はメリットばかりではなく、間違った知識ややり方で行うと、危険を伴うものでもあります。

最初のうちはクンダリーニ覚醒を正しく行える人と教えてもらいながらやるとか、そういった安全策を取ることも視野に入れたほうがいいですね。

ぜひ、メリットだけではなくリスクの面も見ながら参考にして頂けたら幸いです。

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